超-1では、実話怪談のみを募集する。
原則として、Web/blog/メーリングリスト/メールマガジン/掲示板などのインターネット上や、他の雑誌、公募企画などに未発表/未公開/未投稿であること。
本人による口頭でのみ上演/口外され、文章化されていないものは、未投稿・未発表と見なす。
話法/文体などについては特に規定を設けない。
体験者が物故・失踪以外の理由で実在しない(=完全に創作された)小説は募集対象外とする。
採用・公開後に、客観的に証明できる方法で、応募作が恣意的な、或いは悪意を持って実話怪談を詐称した創作怪談小説と判明した場合、投稿者自身が創作怪談小説であることを認めた場合、これに伴う不利益の賠償と作品評価に対する責任は、該当作品の投稿者本人に帰するものとする。
超-1/2009における実話怪談の定義は以下の通りとする。
「超」怖い話/恐怖箱シリーズに掲載される実話怪談は、一話当たり概ね3000〜4000字(6000〜8000byte相当)に当たる。このため、一応の目安として作品一篇当たりの分量を6000byteとする。ただし、「超」怖い話/恐怖箱シリーズでは数行に満たない超短編から、20頁近くにも及ぶ実話怪談としては大作の部類に入るものまで様々な長さのものを許容している。
このため、超-1においても、目安としての6000byteを大きく下回る、または上回るものについても失格とはしない。
6000byteには!や?の後の空白行、行頭の全角空白、「、<、〈、(、などの約物も含める。
また、6000byteは拡張子.txtのプレーンテキストファイルにおけるディスク上のサイズとする。(Windowsの場合、ファイルを右クリック→プロパティで調べることができる)
ワードや一太郎などのフォーマットで書いた場合、6000byteを大きく越える分量になるが、6000byteはあくまでプレーンテキスト(Asciiテキスト)の場合の目安となる。
ワードや一太郎形式ファイル、PDF、PNG、GIF、BMP、JPG、MP3、MP4、FLVなどビュワーが無償配布されている一般的なファイル形式での応募も失格とはしない。
※二次元バーコード(QR)ファイルで応募する場合、150字までのもののみ有効とする。
なお、応募時には、必ず【一話=1ファイル】とすること。
複数話を誤って一話として公開してしまう、二話目以降が公開されないなど、公開時の事故に繋がるおそれがあるため、複数の応募作品をひとつのファイルにまとめた状態で送らないこと。
一人の応募者の最低応募数は一話以上とする。
ただし、ランキング算出のための講評方法は「講評の加点/減点の合計」となるため、取材した体験談の数に自信があるなら、多作・大量投稿するのは一向にかまわない。
後述する傑作選への収録でも、作品の質が全般に高いならば多数作応募者が有利となる。
応募話数の上限は今大会でも設けない。
一話からの応募と同様、本人が可能であれば一万篇を越える応募も歓迎する。
「超」怖い話では伝統的に「たくさん書けること」が重視されており、また「たくさん書ける」という資質は恐怖箱シリーズへの抜擢条件のひとつとなっている。超-1では取材量+執筆力の双方が秀でている応募者が有利になる。
なお、複数の作品を送る場合、必ず個々の作品はそれ一話で成立するものとして書く。
例えば同一体験者についての続編、後日談などを書く場合、先行して応募した作品を読んでいないと内容が理解できないものなどは、独立した作品としてではなく、先行している作品を補完する参考作品として扱われ、「独立した一話」とは見なされない。
職業作家、職業ライター、セミプロ、ネット作家、ブロガー、アマチュアなど、実話怪談に限らず執筆経験の有無を問わない。
他の投稿企画、文学賞などへの応募経験についても問わない。
また、年齢、国籍、霊感の有無を問わない。
超-1では、手書き原稿、ワープロ用紙などにプリントアウトした印刷原稿、CD-Rなどの物理媒体に焼いたデータ原稿の郵送による応募は一切受け付けていない。
理由は以下の通り。
理由の大部分は「手間と時間が余計に掛かるから」だが、郵送原稿は編集部到着から発表までの間に一ヵ月近く掛かってしまう場合もあり、Web上からの応募者に比べて極端に不利であったため、問題を解消するため郵送そのものを廃止した。
超-1では、受け付けた応募作について、著者名を伏せ「作品名+作品そのもの」のみを、エントリーblog上で公開する。
著者名は大会期間終了後、後述のランキングが確定した後に公開される。
これは後述の互選講評において、審査員に「先行した別作品との関連性や先入観」を与えないようにするための措置で、純粋に個々の作品ごとの内容のみを俎上に挙げるために採用されている。
超-1では、作品応募者はエントリーblog上に公開された自分自身及び他の応募者の応募作について、相互に講評を行わなければならない。
怪談を書く筆力の他に、読む力(読解力、洞察力)、公正に評価する能力を問う。また、他の応募者の応募作以外に、自作品についての自己採点が求められる。
なお、応募者に課された互選講評で講評コンプリート(全応募作への講評)達成についてはボーナス加点が、講評数が規定比率に満たない場合はペナルティ減点が課される。
講評/配点の詳細については、講評者のためのガイドを参照。
超-1では、応募者以外の全ての一般読者/閲覧者は、一般審査員として公開審査に自由に参加できる。
応募者と異なり、一般審査員にはコンプリートしない場合のペナルティなどはない。
気に入ったものは褒めて加点、そうでないものは忌憚ない理由を挙げて減点することで、応募者に緊張感を与えつつ鍛え上げていく一助となる。
この互選講評+一般審査員による相互講評制は、応募者を短期間で飛躍的に進化させる効能があることから、超-1の名物として継続採用されている。
講評/配点の詳細については、講評者のためのガイドを参照。
上記、応募者と一般審査員による互選講評/公開審査の結果を集計したデータに基づき、2009年度超-1ランキングを発表する。
2009年度版ランキングが公開されるまでの間、2008年度ランキングが有効となる。
なお、ランキングは2009年夏〜秋に超-1公式サイト及び恐怖箱誌上で同時発表となる。
超-1に応募された実話怪談のうち特に優れたものは、竹書房文庫から刊行される傑作選 超-1
怪コレクションシリーズ本年度版に収録される。
ただし、十分なクオリティの実話怪談が本にまとめられる程度の分量集まる、という前提を満たした場合にのみ、傑作選は実現する。
優秀者のための賞金は、上記の傑作選の印税報酬を充てるものとする。
傑作選の印税は、書籍単価の10%×発行部数を、収録された頁数で割ったものとなる。
たくさん書いて、たくさん載れば、印税報酬は必然的に多くなる。
超-1における傑作選は作品の優劣のみを基準とするため、人気があった秀作を大量に応募していた場合、収録話数&印税報酬もそれに乗じて多くなる。
重版を重ねて発行部数が大きくなれば、印税報酬もそれに合わせて多くなる。
超-1期間中、推挙意見の多かった作品の応募者、または超-1実行委員会から特に推挙があった応募者については、単独デビューの機会を検討する。
まず、傑作選への書き下ろし依頼、その成果・評価に基づく翌年の恐怖箱シリーズへの共著参加を経て、最終的には単著刊行への道を拓きたい。
なお、過去の超-1出身者のうち、以下について実際に単著/共著シリーズの刊行が実現した。
今後もコンビニ配本の竹書房文庫・恐怖箱シリーズとして、単著を刊行する計画が複数進行中。
本年度大会についても、優秀者発掘と単著刊行実現を目指す。
投稿された作品の著作権は著者に帰属する。
著作権についての考え方は、主張できる著作権について、及びリライト作品の著作権についてを参照のこと。
作品の扱いについては以下の通りとする。
文字原稿などの形で著述された内容を「作品」とし、これを「テキストデータ/それらを印刷したもの」などの形にまとめたものを「原稿」とする。
竹書房に送信された原稿の到着を竹書房が確認した段階をもって、著作権に付随する出版/上演/上映/放送/配信/Web公開/ゲーム化/電子書籍化、その他の出版に準じる方法での頒布について、著者(応募者)は竹書房にその権利を優先的に委託することに同意したものとする。
竹書房は著者に委託された出版権及び付随権を管理保護し、出版物などへの作品掲載時には個々の著者ごとに取り交わした出版契約書に基づき、原稿料を支払うものとする。
作品及び、応募に必要な個人情報は超-1実行委員会が受理管理し、超-1に関連する目的以外では使用しない。
締切は3月31日24:00到着分までとする。これを越えたものは失格とする。
締め切り日到着分は、遅くも五日以内に公開し、4月30日までに審査を終了するものとする。
審査締切は2009年4月30日24:00までに講評されたものをセーフとする。
締めきり当日の締めきり間際は、駆け込み応募の可能性がある。同時投稿はCGIの動作不具合を招いたり、うまく送信できないケースが起こりうるので、余裕を持って応募したほうがよい。
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